大型ホイールローダ L260

自動トラクションコントロール

フロントアクスルには標準装備、リアアクスルにはオプションで装備されるインテリジェントクラッチは、必要に応じて時速12kmまで自動的に作動し、トラクションを最適化してホイールスピンを抑え、タイヤの摩耗を最小限に抑えることができます。また、この自動化ソリューションにより、オペレーターが足でトラクションをコントロールする必要がなくなります。オペレーターの快適性が向上し、疲労が軽減されるため、厳しい条件下での全体的な効率を高めることができます。トラクションコントロールは時速25kmまで手動で制御できます。

実証済みのZバーリンケージ

実績のあるZバーリンケージは、最も要求の厳しい作業をこなすために必要な、高い掘起し力と必要な強度を発揮します。頑強なリフティングアームにより、最大容量まで積み込まれたバケットを最高位置まで持ち上げることができ、高速な油圧速度がサイクルタイムの短縮を可能にします。長期間にわたり性能を維持できるよう、リフティングアームの各ピンにダブルシーリングを採用しています。

OptiShift

OptiShiftで車両のロックアップ作動をカスタマイズすることにより、サイクルタイムの短縮と燃料消費量の削減を実現できます。「リバース・バイ・ブレーキング」機能を組み込んだ最新テクノロジーとロックアップ付きトルクコンバーターを一体化。エンジンとトランスミッションの間をダイレクトドライブとしています。

スマートコントロール

新しくなったスマートコントロールにより、生産性を損なうことなく燃料消費を削減。低燃費エンジンモードは、デフォルトでは車両が始動するたびに作動し、必要に応じてオペレーターがCo-pilot経由で簡単にオフにすることができます。また、車両のけん引力とスロットル操作をコントロールすることで、2～4段ギヤで使用できます。

キャブの快適性を新たなレベルに

ボルボのホイールローダは、市場で最も快適で静かなキャブとして、多くのオペレーターから高く評価されています。充実した収納オプション、新しいアームレスト、アクセサリーや携帯電話も収納できるカップホルダー、Bluetooth接続、メディアプレーヤー、ハンズフリー通話、USB充電器、ヒーター＆クーラー機能付きプレミアムシートを含む豊富なシートオプションなど、オペレーターの使い心地はさらに向上しています。

カスタマイズ可能なオペレーター設定

シングルレバーまたはマルチレバーを選択することでマシンをカスタマイズし、油圧機能の正確な制御が可能になります。お好みの応答性に応じて3つの油圧モードから選択し、各作業から最大限の効果を得ることができます。さらに便利なことに、カスタマイズ可能なオペレーター設定はすべて、組み込みのVolvo Co-pilotから行うことができます。

業界をリードする保守性

ボルボキャブは30ºまたは70ºにチルトさせることができ、またエンジンフードは電動式のため、容易に点検整備が可能です。キャプティブ式オイルフィルター、電動ポンプ付きキャプティブ式燃料フィルター、オプションの高速燃料充填機能、グリル下の作業灯により、整備のしやすさがさらに向上しています。一歩先を行き、ホイールのブレーキ摩耗インジケータを使用してブレーキの状態を確認することができます。汚れや湿気がコンポーネントに侵入するのを防ぐため、それぞれに交換が容易なブリーザーフィルターが装備されています。

将来を見据えた設計

この新しいソフトウェアアーキテクチャーにより、ニーズの変化に対応し、将来の更新をシームレスに組み込むことができます。当社の新しい電子プラットフォームは単なるアップグレードではなく、未来を実現するものであり、最新の機能やサービスをシームレスに組み込むことができます。これにより、お客様の機器は最先端のテクノロジーで常に最新の状態に保たれます。

さらに向上した照明

車両の周囲を照らすアンビエントライトは、特に照度不足時や夜間作業時の視認性を向上させます。これは、さまざまな追加照明パッケージと組み合わせることができます。これにより、車両の整備エリアで作業する人々の安全性とアクセス性が向上します。グリルに組み込まれた新しい点滅ビーコンは、現場の人々に車両が後進していることをはっきりと視覚的に示すことができます。

衝突被害軽減システム

衝突被害軽減システムは、障害物付近での後退時に自動的にブレーキをかける非常安全装置として機能し、オペレーターが危険に気付かなかった場合に衝突を軽減するように設計されています。これは、衝突のリスクを軽減し、現場の安全性を高めることに役立ちます。新たに強化されたこのシステムは、お客様のフィードバックに対応するために導入されました。時速0.5 kmという低速から作動し、静止状態から動き始める際に役立ちます。静止した機械が関係する事故が50％を占める中、これにより、システムの安全性が飛躍的に向上しています。

リハンドリング

ボルボリハンドリングバケットは、ボルボホイールローダの生産性を最高レベルに高めるよう設計されています。凸状の側面とスピルガードを備えたこのバケットは、すくい作業を容易にするとともに、荷こぼれを最小限に抑えることができます。荷こぼれ防止や衝撃の吸収には、ギヤや速度の選択に応じて自動的に起動するブームサスペンションシステムをお選びください。

スラグハンドリング

お客様とお客様の車両を保護し、高温のスラグハンドリング用途で耐久性のある性能を確保するため、ボルボは特別設計の車両オプションやアタッチメントを取り揃えています。これには、追加的な車両保護装備やリバーシブル冷却ファン、アクスルオイルクーラー、ヘビーデューティ仕様のボルボスラグバケットなどがあります。

オンボード計量システムを備えた積載アシスト

Volvo Co-pilot搭載の積載アシストは、さまざまなアプリの支援で生産性を最大限に向上させます。オンボード計量によるリアルタイムの積荷把握、Operator Coachingによるオペレーターパフォーマンスの向上、タイヤ空気圧監視システムによるリアルタイムのタイヤデータ取得など、多彩な機能を活用できます。コネクテッドマップアプリは、正確な測位と交通モニタリングを提供し、オペレーターが現場の状況に対応できるよう支援します。

コネクテッドマップとパフォーマンスインジケーター[MV1] [MA2]

コネクテッドマップは、マシンの位置をリアルタイムで提供することで交通の流れと安全性を向上させ、パフォーマンスインジケーターは、車両のパフォーマンスを監視することで燃料消費量とアイドリング時間の削減に貢献します。この2つのデジタルソリューションを組み合わせることで、生産性が向上し、効率的な意思決定に加えてスムーズで安全な運用が可能になります。

24時間365日の接続による稼働率の向上

CareTrackテレマティクスシステムが機械のアップタイムを最大化し、修理コストを低減します。機械のデータはお客様ご自身で管理していただくこともできますが、Volvo AtiveCareをご利用いただくとボルボがお客様に代わって管理・記録します。Volvo Uptime Centerは、24時間365日休まず機械をモニターし、週次レポートを提供するほか、予防的な処置が必要な場合はお客様にお知らせします。ボルボ建設機械グループのMy Equipmentアプリを使用すると、どこからでも、どのデバイスからでも、お使いのボルボ建設機械に簡単に接続し、現在地を確認して監視することができます。