伐採から製材所での加工に至るまで、林業の現場では、過酷な環境下でも安全かつ効率的に稼働できる車両が求められています。ボルボの専用設計のログローダ、専用アタッチメント、デジタルソリューションは、過酷な林業環境下での稼働率の維持、オペレーターの保護、さらには持続可能性の高い事業の実現をサポートします。
材木置き場が狭いと、処理能力が低下し、物流上のボトルネックが発生してしまいます。ボルボのハイリフトホイールローダは、丸太を最大6.9メートルの高さまで積み上げることができます。これは従来のローダよりも60%高くなっています。このため、追加の用地を確保することなく、保管容量を大幅に拡大できます。最大11.2トンのリフト容量と強力なリフティングアームシステムにより、1サイクルでより多くの木材を処理できます。最大4.3m²の専用グラップルで、さらに大量の木材を搬送できるため、サイクルタイムの短縮と処理能力の向上を通じて、トン当たりのコストを削減できます。
林業現場には、火災の危険や視界不良、重い木材のハンドリングなど、さまざまなリスクが存在します。ボルボのログローダは、転倒時保護システム(ROPS)や消火システム、強化キャブを装え、オペレーターの安全を守ります。遠隔操作技術により、作業員が全員危険区域から離れた状態で作業し、しかも精密なコントロールを維持することができます。ボルボスマートビュー360°カメラ、衝突被害軽減システム、高性能のLED照明。これらは、24時間体制の作業で視界不良となっても、オペレーターが周囲の状況を把握できるようサポートします。
木材ハンドリングには、さまざまな丸太のサイズや樹種、状態に対応した正確さが求められます。ボルボのトルクパラレルリンケージシステムは、一貫した平行動作を実現し、リフトと位置決めを最適化できます。先進的な油圧システムはきめ細かな制御が可能なうえ、ブームサスペンションで輸送中の揺れを軽減できます。Operator Coaching機能を備えたVolvo Co-Pilotディスプレイがリアルタイムのガイダンスを提供。操作の精度を高めることができます。L200 High Reachは、ダンピング機構を内蔵したメンテナンスフリーの360°ローテーターユニットを搭載しています。木材を正確に配置することで、木材の損傷を軽減しながら効率的にコンテナへ積載できます。
木材事業では、さまざまな種類の原木や処理要件に対応するための柔軟性が求められます。ボルボのクイックチェンジタイプのアタッチメントブラケットを使用すれば、わずか数秒でロググラップル、バケット、フォーク、専用アタッチメントを交換できます。オペレーターがキャブから出る必要もありません。この高い汎用性により、1台の車両で丸太の積み上げから資材のリハンドリングまで、さまざまな機能をこなすことができます。これにより、多様な用途において生産性を維持しつつ、必要な車両の総数、設備投資額を削減し、運用の簡素化を図ることができます。
木材加工は24時間365日体制で稼働しており、出荷スケジュールも厳しいため、車両が故障すると、深刻な混乱が発生します。ボルボの積載アシストスイートにはタイヤ空気圧監視システムが搭載されており、タイヤの故障が発生する前にオペレーターに警告を発します。また、CareTrackテレマティクスシステムは、車両の重要なパラメータを追跡し、予知保全に関する通知を送信します。電動式エンジンフード、チルト式キャブ、つなぎ留め式フィルターにより、日常のメンテナンス作業を効率的に行うことができます。ボルボのグローバルなディーラーネットワークは、純正ボルボ部品を用いた24時間体制のサポートを提供しています。これは、ダウンタイムを最小限に抑え、生産スケジュールを維持することに役立ちます。
林業関係者の間では、持続可能な事業運営と排出量削減を求める声が高まっています。ボルボの車両は、HVO100再生可能燃料に対応しており、車両の改造を行うことなく、稼働時のCO₂排出量を最大90%削減できます。スマートコントロールエンジンモードは、生産性を損なうことなく燃料消費を最適化し、OptiShiftトランスミッションとロックアップ技術は、サイクルタイムと燃料消費を削減します。生産性レポートなどのデジタルツールを活用すれば、資材量を追跡し、効率改善の機会を特定することができます。これは、貴社の環境への取り組みを顧客に対して実証し、規制基準を満たすことに役立ちます。
木材の輸送には、トラックや鉄道、ターミナルといった複数の輸送手段に加え、製材所や製紙工場など多様な最終目的地が関わるため、調整が困難で、資材の追跡に不備が発生することもあります。ボルボの統合ソリューションは、専用設計のターミナルローダとデジタルフリート管理ツールを組み合わせたものです。オンボード計量機能により、正確な積載記録文書を作成できます。また、ロードチケットを使用すれば、サプライチェーン全体でデータをデジタル送信するため、事務処理の遅延を削減し、森林から加工施設に至るまでの資材のトレーサビリティを向上させることができます。
林業では、特に山岳地帯において、伐採現場へのアクセスや木材の輸送のために、信頼性の高い道路網が必要です。インフラが整備されていないと、アクセスが制限されるため、作業が進まなくなります。ボルボの油圧ショベルは、過酷な環境下での林道の建設・整備に特化して設計されています。一方、アーティキュレートダンプトラックは未整備の地面も走行できます。ホイールローダに加えて、ボルボの総合的な車両ラインナップがインフラ整備全般をサポートするため、多様な森林環境下で効率的に木材を伐採できます。