中型クローラ式油圧ショベル ECR145

エンジンポンプの最適化

エンジンポンプの最適化により、エンジン回転数が1800rpmまで低下し、優れた機械性能を維持しながら燃料消費量を削減します。 システムは、荷重と速度の要件に基づいて油圧ポンプの流量と圧力を制御します。これにより、燃料効率が向上し、メンテナンスコストと運用コストが削減されます。

その他にも多彩な機能を満載

Dig Assist 2Dおよび3Dガイダンスシステム、新しいエンジン作業モード、ボルボアクティブコントロール、自動エンジンシャットダウン、ECO Mode、自動アイドリング、パワフルかつ効率的なボルボエンジンなど、これらを含めさまざまな機能が、シリーズ全体にわたって比類のないレベルの燃費効率に貢献します。

ボルボアクティブコントロール

電気油圧式システムにより、これまで以上に正確かつ迅速な作業が可能になりました。このインテリジェントなシステムは、正確な制御と応答時間の短縮により、オペレーターがより迅速かつ正確に作業できるよう支援します。 トラックへの積載時のサイクルタイムがさらに短縮され、資材の掘削と積載をより迅速に行うことができます。ボルボアクティブコントロールの高速モードにより、整地作業をさらにスピードアップできます。

作業範囲制御機能

次の5つの主要な作業範囲制御機能が搭載されています。 「深さ制限」は、バケットの先端があらかじめ設定された深さよりも下に入らないようにし、地中にあるパイプやケーブルなどに接触する危険を回避します。「高さ制限」は、ブームとバケットがあらかじめ設定された高さを超えるのを防ぎ、電線などの頭上の障害物に接触しないようにします。「スイングフェンス」は、あらかじめ設定された制限値を超えるスイングを防ぎ、横方向にある障害物に接触しないようにします。「リーチアウト制限」は、アタッチメントが壁の前面に接触しないようにします。「キャブ回避」は、バケットが設定されたキャブの前面と上部の仮想ラインを越えないようにします。

容易な点検

シンプルで環境に優しい液体排出を実現するよう、エンジンオイルと油圧オイルは共通のホース接続を使用してクイックドレンポートから排出できるようになっています。

液体分析

液体分析は、機械の健全性とパフォーマンスを監視する上で重要な役割を果たします。このオプション機能は、真空ポンプを使用して少量のオイルサンプルを採取し、環境に配慮した方法での分析を可能にします。

最新型のHMI

キャブには多くの最新技術が搭載されていますが、それはオペレーターのより快適な作業環境を実現するためのものです。最新のHMIにより、メニューに簡単にアクセスし、数回クリックするだけでお好みに合わせて設定を変更できます。その他にもキーレスエンジンスタートや、常時より優れた視認性を提供するカメラなど、作業効率を向上させるテクノロジーが多数搭載されています。

スムーズな操作

ジョイスティックコントロールが、よりスムーズかつ簡単な操作を実現します。より正確な制御が可能なため、目的を達成しやすく、機械のパフォーマンス向上につながります。 また、右側にスイッチが配置されているため、より人間工学に基づいた操作性を提供します。複数の人が機械を操作する場合は、オペレーターが各自最適な設定を行うことができ、その設定はオペレーターが機械を操作する際に自動的に適用されます。