エレクトロモビリティとは、完全にまたは部分的に電気で駆動され、電気を蓄える方法を車両に搭載し、通常は電力網から電力を得る車両(乗用車やバス、列車、トラック、そしてもちろん建設用機械など)を意味しています。
電動式建設機械は、走行や機械が目的とする作業に電気モーターを使用します。一方、ハイブリッド機械は複数の出力源(通常は電気とディーゼル)を使用し、そのままでは無駄になってしまうエネルギーを回収して再利用します。
電動式車両は通常、ディーゼルやガスを使用する車両に比べて、環境への影響が小さくなります。一般的に、電気ドライブラインの方がエネルギー効率が高く、また、再生可能な電力を使用すれば、環境に与える影響が最も小さくなります。電気ドライブラインは、製品が使用される場面では全くガスを排出しません。
炭素派出規制が厳しくなっていることや、お客様自身のCO2削減目標は、確かにこの技術の進歩を後押ししています。しかし、私たちは、より高い効率と低いノイズが主要な推進力であると考えています。
ボルボ建機グループは、1998年から電動車両とハイブリッド技術の研究開発を行っています。
ボルボ建機グループは、電動式建設機械を販売しつつ、市場の重要と規制要件に基づいて、ディーゼルエンジン搭載のコンパクト車両の現在のラインアップの製造を続けています。
これまでのところ、使用済みで余っているバッテリーの数は非常に少ないのですが、当社が電動式機械の生産を増大するにつれて、バッテリーのリサイクルと再利用の必要性が高まると考えられます。これに備えるため、ボルボ建機グループは廃棄物業者その他の関係者と協力し、バッテリーのリサイクル率を最大化する取り組みを続けています。また、当社では、古くなったバッテリーの二次使用の可能性を探り、他の用途(施設での蓄電など)でその寿命を延長することも考えています。
リチウムイオンバッテリーには、いくつかの希少素材(重金属や希土類金属など)が含まれています。リチウムイオンバッテリーその他のエレクトロモビリティコンポーネントに使用されている希少素材の一部は、原産地の武装グループに直接的または間接的に利益を与えているソースから送られている場合があることが知られています。そのような素材は、紛争鉱物と呼ばれることがよくあります。ボルボ製機械のバッテリーに使用されている素材については、ボルボ建機グループは、タンタル、タングステン、テルル、金、コバルトのすべてが紛争に関わっていないことを保証するため、すべての部品を査定しています。
はい、ボルボはEVバッテリーのリサイクルを引き受けることになります。製品のライフサイクル全体を通じてEVバッテリーの持続可能な管理を徹底することは、将来の輸送セクターを循環型で持続可能なものにするために重要な要素となります。多くの国で、生産者責任規定により、バッテリーメーカーはバッテリーを回収する義務を負っています。使用済みバッテリーにはかなりの価値(含まれている金属など)があるため、この業界内でのパートナーシップやサードパーティーの関与などの機会を提供する金銭的な推進要素も存在します。ボルボグループは最近、グループの電動化ソリューションの開発を行う会社、ボルボエナジーを設立しました。バッテリーのリサイクルや回収、再利用に関するソリューションは今後、ボルボエナジーによって開発され、管理されます。
ボルボグループの立場からは、EVバッテリーのセカンドライフ利用を見据えたさまざまなイニシアティブが進みつつあります。このようなイニシアティブの一例としては、蓄電用にEVバッテリーを再利用することのできるバッテリーループ(Stena Recyclingとボルボバスコーポレーションとの協力による)が挙げられます。ボルボ建機グループ内では、ボルボエナジーと協力して、カスタマーソリューションにおいて劣化したバッテリーを再利用して他の蓄電や発電ニーズに活用する可能性を探っています。ボルボエナジーは、今後さらにバッテリーの二次利用に関するビジネスやインフラを見極め、発展させることを視野に入れています。
はい、当社ではサプライヤーの大部分からこれに関する情報を収集しています。当社の電動車両とバッテリーのサプライヤーは、この原料に関する配慮を優先的に行ってきました。当社では、3TG(錫、タングステン、金)とコバルトのそれぞれに関し、RMI(責任ある鉱物イニシアティブ)のテンプレートを使用しています。これは、その鉱物が精錬された業者に関する情報などが記載されます。
ボルボ建機が提供する電気機械は、1台のコンパクトショベル、ボルボECR25 エレクトリック、、1台のコンパクトホイールローダー、ボルボ L25 エレクトリックで構成されています。
コンパクト電動式モデルのすべてに、3年間/6000時間*の総合保証が付いています。保証作業にはボルボの純正部品を使用します。
バッテリーには、5年/5000時間*の保証が付いています。保証作業にはボルボの純正部品を使用します。
*いずれか早い方。
詳細については、お客様のディーラーまたはemobilitysupport.volvoce@volvo.comまでお問い合わせください。
電動式建設機械は、完全電気式の動力源と、そして油圧シリンダーおよびポンプを備えています。
作業のタイプ(用途および作業頻度)によりますが、典型的なストップ-スタートの作業パターンでは、1回の充電で最大8作業時間/日作動させることができます。
連続稼働可能時間の計算については、お客様の地域のディーラーにお訊ねください。想定作業時間は、お客様から頂く建設機械の使用計画に基づいています。ディーラーロケーターでお客様の最寄りのディーラーをお探しください。あなたのお手伝いをさせて頂きます。
作業のタイプ(用途および作業頻度)によりますが、典型的なストップ-スタートの作業パターンでは、1回の充電で最大4時間作動させることができます。
連続可能可能時間の計算については、お客様の地域のディーラーにお訊ねください。想定作業時間は、お客様から頂く建設機械の使用計画に基づいています。ディーラーロケーターでお客様の最寄りのディーラーをお探しください。あなたのお手伝いをさせて頂きます。
電動式ローダは、その電気駆動システムのブレーキ機能を使用するあらゆる走行状態においてエネルギー回生を行っています。
ボルボ電動式油圧ショベルおよび電動式ローダの性能については、外気温度-10°C~40°Cで問題のないことが実証済みです。
ボルボのElectric Machine Management Application (EMMA) がユーザーに電動式車両の情報をリモートで提供致します。ユーザーはバッテリー液レベル、充電状態および車両位置といった情報すべてをインターネット接続されたデバイスで確認することができます。これは充電プロセスをより効率的にしてアップタイムを最大化するために必要なアクションをとるための助けとなります。EMMAは2023年初頭に無料トライアル期間付きのベータバージョンをリリースすることが予定されています。
急速充電デバイス(オプション)(380 V - 420 V、3相)の使用で、L25エレクトリックが80%充電レベルになるまでに1.5時間かかります。
車両と共に提供される標準充電器(220 V - 240 V)では、L25が80%充電レベルになるまでに9.5時間*かかります。
急速充電デバイス(オプション)(380 V - 420 V、3相)を使用すれば、ECR25エレクトリックが0%から80%の充電レベルになるまでにかかる時間は1時間未満です。
車両と共に提供される標準充電器(220 V - 240 V)では、ECR25が80%*充電レベルになるまでにかかる時間は6時間です。
e-モビリティ用急速充電デバイスとしては、ボルボは現在、電動式車両向けに2つの急速充電器オプションをご用意しています。
電動式ホイールローダおよび油圧ショベルは車載充電器および必要なプラグと共に納車されます。これらを使用して車両を一般家庭用電力網に接続し、バッテリーを充電します。電動式ホイールローダおよび油圧ショベルのバッテリー用オプションの急速充電器には3相電源が必要です。
これは電動式建設機械の大きなメリットの一つです。電気コンポーネント、バッテリーおよびモーターはメンテナンスフリーです。
当社の電動式建設機械に使用されているバッテリーは、その機械の寿命まで使用できるように設計されています。
当社の電動式建設機械に使用されているバッテリーは、その機械の第1回目の寿命まで、80%以上の容量を維持できるように設計されています。
いいえ。電動式油圧ショベルと電動式ホイールローダは、バッテリー充電中は使用できません。
はい。新型電動式油圧ショベルおよびホイールローダモデルのバッテリーはいつでも充電できます。リチウムイオンバッテリーの寿命は常に完全放電-完全充電を繰り返さないほうが長持ちします。
ECR25エレクトリックとL25エレクトリックは、従来の建設機械の設計に基づいています。車両に搭載される機器で新しいものは電動コンポーネントだけです。この新しいテクノロジーにより、ECR25エレクトリックとL25エレクトリックは、それぞれのディーゼルバージョンと同様の性能を発揮できます。
ボルボ電動式油圧ショベルおよびホイールローダは、例えば解体、造園および汎用作業等、同等のディーゼル車両と同じ用途で使用できるように設計されています。
更に、電動式油圧ショベルおよびホイールローダは、今日では騒音、排気ガスまたは振動が問題となる環境や用途、例えば屋内での解体、農業、食品加工等に、より適しています。
ほとんどの現場において、電動式建設機械からのエンジン騒音がないことは、現場の共同作業者間でのコミュニケーションがとり易くなることから、安全面でのメリットがあります。また、ボルボ電動式建設機械にはホワイトノイズ機能がオプションで用意されており、この警告音は車両の周囲の人へ騒音による健康被害が無い状態で機能する事ができます。
バッテリーは車両構造内の深い位置にあり、それを取り外すには数時間かかるので、簡単に盗まれることはありません。
現行モデルのボルボECR25エレクトリックとボルボL25エレクトリックは、すでにその販売が開始されている市場であれば試乗できます。詳細情報については担当の地域ディーラーにお問い合わせください。ボルボL25エレクトリックとボルボECR25エレクトリックの試乗は、2023年第2四半期から可能になります。
ボルボ建機では現在限られた市場(国)で電動式建設機械の販売を開始しました。このリンクをクリックして、販売国の最新リスト、電動式建設機械の予約、またはその他の国でいつから注文ができるようになるかの情報を得るための登録方法などをご覧ください。
オンラインでご予約されるか、またはemobilitysupport.volvoce@volvo.comまでメールでお申し込みください。お近くのディーラーからあなたにご連絡を致します。
政府助成金は政府によってe-モビリティに関する規則が異なるため地域によって異なります。より詳細についてはお客様のディーラーにお訊ねください。
コンパクト電動式モデルのすべてに、3年間/6000時間*の総合保証が付いています。保証作業にはボルボの純正部品を使用します。
バッテリーには、5年/5000時間*の保証が付いています。保証作業にはボルボの純正部品を使用します。
*いずれか早い方。
詳細については、お客様のディーラーにお尋ねください。
はい。当社からお近くの認定ディーラーにお客様の予約情報を送付します。
当社からお近くの認定ディーラーにお客様の予約情報を送付します。
ディーラーから発注の時期やその他の詳細についての最新情報を常にお伝えしてゆきます。
ディーラーに発注書を出される段階で仕様を決定することができます。ECR25エレクトリックおよびL25エレクトリックは、それらの販売が開始されている市場では、直接発注頂けます。
電動式建設機械を発注できるようになり次第、ディーラーがお客様にお知らせいたします。
新型電動式建設機械の発注をお望みの場合、購入についてはお客様とボルボ建機グループディーラー間の別途契約によって規定されます。
2023年の第2四半期の予定です。
ボルボ建機グループのe-モビリティは購入またはリースすることができます。お客様のディーラーが、お客様の国ではどのようなオプションがあるかをお伝えします。
emobilitysupport.volvoce@volvo.comへご連絡ください。
emobilitysupport.volvoce@volvo.com宛てにeメールでご連絡ください。