奈良県の住宅造成現場で稼働するボルボECR355。眼下に住宅街が広がる"天空の現場"で活躍していた
奈良県の住宅地。丘の上に広がる造成現場へ足を運ぶと、眼下には街並みが一望できる。まるで空の上で仕事をしているような景色の中、ボルボECR355が力強く稼働していた。そこで出会ったのは、土木工事一筋で歩み続ける髙山建材興業株式会社。その仕事への姿勢と、機械を大切にする文化を取材した。

「できない理由」ではなく「どうしたらできるか」を考え続ける 髙山建材興業株式会社 代表取締役 髙山義明社長
現場一筋。土木工事を貫く髙山建材興業
奈良県の丘陵地にある住宅造成現場。眼下に街並みが広がる"天空の現場"で活躍していたのが、ボルボECR355だ。
この現場を手掛ける髙山建材興業株式会社は、大阪府に本社を置く土木工事会社。創業以来、土木一筋を貫き、25歳で父から会社を継いだ髙山義明社長だ。
「難しい現場ほど燃える」という現場哲学
「難しい現場ほど燃える」を信条としてきた。「できない理由」ではなく、「どうすればできるか」を考え、困難な現場を数多く解決してきたという。その姿勢は、クライアントから「髙山に相談すれば何とかなる」と言われるほど厚い信頼につながっている。
通常のアプローチが難しい案件ほど相談が持ち込まれる。浚渫工事では、台船の上の油圧ショベルで船を漕ぐように移動するという型破りな方法を考案し、現場を成功へ導いたこともある。
機械を大切にする文化が事故を防ぐ
同社では機械を大切に扱う文化も根付いている。接触防止バーに頼らず、ぶつけない技術を磨くことを重視し、日々の清掃や整備も徹底している。機械を「現場を支える大切な相棒」と考え、道具を大切にすることが安全と品質につながるという考え方だ。鉄道関連工事では「髙山さんの機械は傷が少ない。あそこなら事故を起こさないだろう」と評価され、指名につながったこともある。
若手を育てる道具への投資哲学
「高い道具を買ってやるから、その分大事に使えよ」。高価な工具や最新測量機への投資を惜しまないのは、若手がより高いスタートラインから技術を学べる環境を整えるためでもある。
ボルボ ECR355を選んだ理由
ボルボECR355導入の決め手は、30トンクラスでありながら小旋回・クレーン仕様という他社にはない特徴だった。狭い現場でも活躍し、一台で多様な作業をこなせる点が高く評価された。
「誰から買うか」も導入の決め手
また、ボルボ正規代理店、ニシオT&MのサブディーラーのS氏が何度も現場へ足を運び続けた誠実な姿勢も、導入を後押ししたという。
実際に使って実感した燃費性能と静粛性
20トンクラスの機械が入れるような現場でも使用でき、クレーン機能により鉄板敷設や重量物の吊り上げなども1台で対応できる。施工効率や省人化にもつながる点が高く評価された。更に大型機でありながら20トンクラス並みの仕事でも燃費が2~3割良く、「正直驚いた」と髙山社長は振り返る。

ボルボECR355の前で笑顔を見せる髙山建材興業株式会社 代表取締役 髙山義明社長(左)と、現場で同機を操るオペレーター